葉脈について

葉脈は大きく網状脈と平行脈に分けられますが,「樹木検索図鑑」では「網状脈」をさらに「羽状脈」と「三行脈・掌状脈」の2つに分け,以下の3つに分類しています.
1.羽状脈(うじょうみゃく)
中央に主脈が1本あり,その主脈から左右に主脈より細い脈,側脈がでている.
※中央に主脈があれば,側脈が不明瞭なものもここに入れています.

2.三行脈(さんこうみゃく)・掌状脈(しょうじょうみゃく)
葉身基部または基部付近の一箇所から3本以上の主脈が放射状にでているタイプを掌状脈といい,その中でも主脈が3本のものを特に三行脈といいます.

分類サンプル
三行脈
(3主脈)
掌状脈
三行脈移行型

3.平行脈・その他
平行脈は,葉身基部から葉先に向かって多数の脈が平行して走っているもので,
その他には,イチョウの二又脈やモミのように葉脈が1本しかないもの,アカマツのように葉脈が不明瞭なものがあります.