葉のつき方を葉序(ようじょ)と言い,以下のものがあります.
1.互生(ごせい)
葉が交互につくつき方を互生と言います.
ふつうは1枚ずつが交互につきますが,2枚ずつ交互につくつき方もあり,
コクサギ型葉序と呼ばれます.
複葉の場合は,複葉全体のつき方を言います.
1枚ずつ互生2枚ずつ互生3出複葉の互生

2.対生(たいせい)
2枚が対になってつくつき方を対生と言います.
隣り合うペア同士が直角にずれてついている場合を特に十字対生と言います.
2列に対生した葉十字対生した葉3出複葉の対生

※上の写真は分かりやすい例ですが,なかには枝先の方に葉が集まってしまって,互生か対生か分かりにくいものもあります. そんな時は,あせらずじっくりと観察しましょう!

3.輪生(りんせい)
葉がつく部分を節と言いますが,ふつう一節に3枚以上が車輪状になってつくつき方を輪生と言います.
3枚の場合3輪生,4枚の場合4輪生...と言います.
3輪生した葉3輪生した葉輪生状についた葉

4.束生(そくせい)
葉がつく部分である節と節が極端につまって,葉が束状になってつくつき方を束生と言います.
束生している葉は本来は互生か,対生または輪生している葉です.
束生した葉束生した葉

5.羽状・らせん状
葉序の分類として「羽状・らせん状」というのは無いと思いますが,外見上の大きな特徴ですのでこのような項目を設けました.
羽状についている葉も本来は互生や対生している葉です.
羽状についた葉らせん状についた葉

6.うろこ状
葉序の分類として「うろこ状」というのはありませんが,外見上の大きな特徴ですのでこのような項目を設けました.
うろこ状についている葉はふつう対生している葉です.
うろこ状についた葉うろこ状についた葉